蒲郡・上ノ郷城跡  場所の地図

 今年の大河ドラマ「どうする家康」に何度も登城する舞台である「上ノ郷城跡(かみのごうじょうあと)」に行ってきました。城跡はただの小高い山ですが、そこに至るまでの道筋等は、きちんと案内表示され、立派なパンフレットもできていました。これも大河ドラマ効果かな?
 パンフレットに城跡について次の記載があります。
 上ノ郷城は、蒲郡市の中心部から少し北に位置する、標高52mの独立丘陵上に築かれた城です。山頂の主郭からは、蒲郡市と三河湾が一望できます。
 戦国時代、上ノ郷城は鵜殿氏の居城でした。鵜殿氏は三重県南部から移ってきた一族で、駿河国の今川方の有力武将として蒲郡中心部に勢力を持っていました。
 桶狭間の戦いから2年後の永禄5(1562)年2月、三河統一を目指す松平元康(後の徳川家康)に攻められ、一度は撃退するも城は落城してしまいます。この戦いでは、城攻めに忍者が活躍したといわれています。
 その後、上ノ郷城には松平元康の義理の父で或る久松氏が入りこの地を治めました。天正18(1590)年、家康の関東移封により久松氏も関東へ移り、それに伴い上ノ郷城は廃城になったと伝えられています。

≪令和5(2023)年5月9日撮影≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【令和5年5月10日(水):第4396号】