墨跡№10-【坐水月道場】

 墨跡第10回目は、令和5年5月のカレンダーに掲載されている、臨済宗建長寺派管長・吉田正道(よしだしょうどう)老師の「坐水月道場(すいげつのどうじょうにざす)」です。
 大意は、『まぼろしの世界で、実体のない修行をすること。転じて、結果にこだわらず無心で坐禅三昧の修行をすることをいう。水に映る月は本当の月ではないことから、「水月」はあらゆる存在には実体がないことの喩えとして用いられる』(写真・大意ともに、日本の心 禅宗各派管長・師家 墨跡 株式会社・千眞工藝 より)

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【令和5年5月1日(月):第4387号】