今月の墨跡№3-【鳥啼山更幽】

 墨跡第3回目は、1月後半に記載された南禅寺派管長・田中寛洲老師の「鳥啼山更幽(とりないてやまさらにゆうなり)です。
 大意は、「全身心で現世を見つめ、澄ました心で鳥の鳴き声を聴く。山鳥が一声啼いて飛び去った山では、一層の静けさを増し、そして心地よい風を頬に受ける。まさに動中の静である。(写真・大意ともに、日本の心 禅宗各派管長・師家 墨跡 株式会社・千眞工藝 より)

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【令和5年1月16日(月):第4284号】