今月の墨跡№2-【和以為貴】

 墨跡カレンダーは1月が2枚、そして前年12月分があり、全部で14枚の墨跡で構成されています。
 墨跡第2回目は、昨年12月分のカレンダーに記載された南禅寺派顧問・中村文峰老師の「和以為貴(わをもってとうとしとなす)です。
 これは、聖徳太子のあまりにも有名な言葉で、和合することの大切さを端的に言い表した名句である。私たちは和をもって互いが尊重しあい、「生かされている」ことを自覚しなければならない。戦争や紛争が絶えない今日において、平和親睦(やわらぎむつび)につとめよという香南老大師の獅子吼(ししく)である。(写真・大意ともに、日本の心 禅宗各派管長・師家 墨跡 株式会社・千眞工藝 より)

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【令和5年1月14日(土):第4282号】