東海道と鎌倉街道めぐりB

07 東海道の松並木  場所の地図

  慶長6(1601)年に東海道に宿駅が定められ、つづいて慶長9(1604)年は、街道に一里塚が設置され道の両側に松が植えられました。さらに慶長17(1612)年は道路の補修、並木敷地等の定めが決められました。
 こうして街道の松並木は、旅人に風情を添え、夏は陰ををつくり、冬は風雪を防ぐのに役立ちました。幕府はその保護補植に力を注ぎ、街道沿いの農民たちの出役によって、その清掃整備をしてきました。
 近年風害や公害等のため、その数は減らしていますが、現存する230本のうち大きいものは、樹齢200〜250年と推定されています。

≪令和4(2022)年10月27日撮影≫

08 熊野神社  場所の地図

 鎌倉時代の工芸品とされる薬師如来懸仏と室町時代の彫刻、木造不動明王立像(市指定)を有する神社です。この神社の森は、往古「踏分の森」と呼ばれていました。現在は尾崎町の鎮守杜で、毎年10月14日に大祭が行われます。

≪令和4(2022)年10月27日撮影≫

09 予科練之碑  場所の地図

 第二次世界大戦が熾烈を極め、戦力の補強が急務となったため、海軍は昭和19(1944)年、この地(志貴小学校区から豊田・岡崎方面)に飛行場(岡崎航空隊)を作りました。海軍予科練習生は5月入隊の一期生から12月入隊の八期生までおよそ六千名におよびました。その慰霊碑が熊野神社の南東の一角にあります。 

≪令和4(2022)年10月27日撮影≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【令和5年1月11日(水):第4279号】