兎の蟇股(かえるまた)

 当山の山門に蟇股が一つあります。その蟇股には兎が彫刻されています。東側と西側に、それぞれ違う彫刻がされています。
 蟇股(かえるまた)とは、社寺建築で、梁や桁の上に置かれる輪郭が山形をした部材をいいます。カエルが股を広げたような形からその名があり、日光東照宮の三猿や眠り猫もこの蟇股の彫刻です。


西
≪令和4(2022)年12月22日撮影≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【令和4年12月23日(金):第4260号】