日本デンマーク@
01 JR安城駅 場所の地図
明治22(1889)年に東海道本線の新橋・神戸間が開通し、明治24(1891)年に安城駅が開業されます。停車する列車は、1日あたり5本でした。それでも駅前に、運送屋や旅館、米穀商などが進出し、郵便局も設置されました。大正10年代の「日本デンマーク」時代、全国からの視察者がこの駅を利用しました。昭和57(1982)年の都市改造事業に伴い駅舎が改築されます。平成4(1992)年には市制40周年を記念したモニュメントも設置されました。
≪令和4(2022)年3月7日撮影≫ |
02 農民館跡(JAあいち中央本店) 場所の地図
農民館は、安城町役場内に置かれていた町農会を、役場から分離独立していた方が便利だということで、昭和2(1927)年この地に建設されました。ここでは各種の品評会・講習会・講演会が開催され、多角経営を特徴とする安城農業の近代化が進められました。昭和38(1963)年安城市農業協同組合が設立され、昭和42(1967)年には安城市農協会館が建設されました。現在は、「JAあいち中央本店」となっています。
≪令和4(2022)年9月3日撮影≫ |
03 厚生病院跡(アンフォーレ) 場所の地図
「丸碧更生病院」は産業組合病院として、昭和10(1935)年に開院し、内科、小児科、外科、産婦人科等を持つ碧海郡内唯一の総合病院でした。組合員や近隣の人たちにも多く利用された更生病院は、日本デンマークの意味する農業の先進性ばかりでなく、農村医療関係の改善に貢献し、農村の生活そのものを向上させる役割を果たしました。現在は安城町に移転し、市民病院的な役割と西三河南部圏域の中核病院を担っています。
≪令和4(2022)年9月3日撮影≫ |
釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【令和4年10月8日(土):第4192号】