兵馬俑と古代中国〜秦漢文明の遺産〜:名古屋市博物館  場所の地図

 表記の特別展が、名古屋市博物館で、9月10日(土)から11月6日(日)まで開催されていますので行ってきました。特別展の案内が、HPに次のように載っていました。
  秦(しん)の始皇帝(しこうてい)は約550年続いた群雄割拠の春秋戦国時代を終結させ、紀元前221年に史上初めて中国大陸に統一王朝を打ち立てました。秦はわずか十数年で滅亡しましたが、始皇帝の墓に眠る兵馬俑(へいばよう)は、その絶大な国力を現代に伝えています。紀元前202年、漢(かん)の劉邦(りゅうほう)が西楚の項羽(こうう)を破って中国再統一を果たした漢王朝は、秦の国家制度を引継ぎ、黄金時代を築きました。戦国時代につくられた小さな騎馬俑は、なぜ始皇帝陵では突然等身大の兵馬俑となり、漢代では再び小さくなったのか?本展では、秦漢王朝の中心地域であった現在の陝西省(せんせいしょう)の出土品を中心に、日本初公開の中国国家一級文物(最高級の貴重品を指す中国独自の区分)を含む約200点から、古代中国史の謎に迫ります。
 現物を見ると、秦の時代に作られた兵馬俑の大きさと緻密さに驚かされます。2千年以上前に、このようなものが作られたと思うと、中国という国の歴史の壮大さが改めて認識されました。

ポスター 戦車馬 銅車馬
戦服将軍俑 鎧甲軍吏俑 鎧甲騎兵俑
≪令和4(2022)年8月24日撮影≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【令和4年8月25日(木):第4148号】