弊の造り方

 8月に入ると、集落ごとの棚行がはじまります。そこでは集落ごとに、ご先祖様を供養する堂施餓鬼会が行われます。そして、兼務住職をしている海源寺と当山の2ヶ寺では、山門施餓鬼会が行われます。
 その、堂施餓鬼会や山門施餓鬼会において中央に祀られるのが「幣」です。わかれば簡単ですが、セット前の五色の弊と竹だけ用意されても、正しい造り方がわからないのが現状です。その弊の造り方を下記に示します。

@セット前の五色の弊 A竹の先端を10cmほど二つに割ります。 B切り取られたとがった部分を上にして
持ちます。
Cとがった部分を上にしたまま竹に
はさみます。
Dひらひら舞っている部分を反対側に
かえします。
E重なり合った五色の紙をばらばらに
できあがり。
≪令和4(2022)年8月4日撮影≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【令和4年8月5日(金):第4128号】