高野山金剛峯寺壇上伽藍・中門の四天王  場所の地図

 高野山金剛峯寺の壇上伽藍の一角に中門(ちゅうもん)があります。通常、山門には仁王像が据えられますが、この中門は、四天王が据えられています。
 四天王は、仏国土の四方を護る天であり、東西南北を担当しています。東方が持国天、南方が増長天、西方が広目天、北方が多聞天です。
 画像の上2体と下2体の様相が異なるのは、天保13(1843)年に伽藍は火災で焼け落ちるのですが、持国天と多聞天は運び出されて無事で、昔のまま(ただし2012年に解体修理)、増長天と広目天は平成27(2015)年に新造されたとのことです。

中門
東方を守る持国天 北方を守る多聞天
 
南方を守る増長天 西方を守る広目天
≪令和4(2022)年5月9日奉拝≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【令和4年6月23日(木):第4085号】