安祥城趾と古戦場めぐり@

01 安祥毘沙門天(極楽寺)  場所の地図

 平安時代の西三河には大規模な荘園が多くあり、安城市域とその周辺は志貴荘(しきのしょう)の支配下でした。その中心である荘館(しょうかん)の周囲の四隅に寺を置いたとされています。東に常福寺、西に甲山寺、南に多宝坊、北に極楽坊です。安祥毘沙門天は北の極楽坊に福徳安全を祈願して祀られたものだったとされています。

≪令和4(2022)年2月15日撮影≫

02 安祥古城址  場所の地図

 平安時代の志貴荘(しきのしょう)の荘館跡と言われています。安城城が築かれるまで地頭の居館としても使われており、後に松平氏も安城城の攻防戦で、しばしば使っていたと言われています。城郭はなく、安城城よりも古い居館ということで「古城」と呼ばれています。

≪令和4(2022)年2月15日撮影≫

03 西尾辨財天  場所の地図

 平安時代、極楽坊門前の市場の守り神として祀られたもので、台地の端に位置し、清水が湧き出ていたと言われています。

≪令和4(2022)年2月15日撮影≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【令和4年3月11日(金):第3981号】