浜松市西区・龍雲寺 地獄極楽図C  場所の地図 

 浜松市西区にある龍雲寺【第3899号】にある地獄極楽図の第四図です。

 第四図の解説は次のように示されていました。

第四図 初七日(7日目)
 亡者は、七日目ごとに裁判を受け、生前の罪を調べられる。初七日には、 泰広王によって裁かれる。ここには、生前の罪がすべて書かれている閻魔帳があり、それに基づいて罪人を裁く。警察に捕まらなくても、人に見られなくても、すべてお見通し。犯した罪はすべて記載されている。
 ここで裁判が結審しないものは、次の初江王へと裁きが移される。
 そこに移動するためには三途の川を渡らなければならない。川を渡る時に、生前罪多きものは、流れが急で深いところを、罪の浅いものは浅瀬を渡ることになる。
 川を渡った先には、奪衣婆(だついば)が、亡者から、はぎ取った衣類を木に掛ける。木の枝は、生前の罪が重いほど深く垂れさがり罪状を決めると言われる。
 
 図の下では、等活地獄が描かれている。いたずらに生き物の命を断つ者がこの地獄に墜ちると言われる。アリ・蚊・ゴキブリなどの小虫を殺した者も、懺悔しなければ、必ずこの地獄に墜ちると説かれている。殺していい虫などいるはずもない。私たちが生きやすくなるため殺させてもらっている。懺悔の心なく、いたずらに殺したりすれば、今度はわが身が粉砕され粉々になる。因果応報である。なお、地獄では、一度死んでもまた生き返り、何度も何度も、毎日、死の苦痛が続くという。

≪令和3(2021)年10月26日奉拝≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【令和4年2月15日(火):第3957号】