新城市長篠・中央構造線 向林露頭  場所の地図

 新城市長篠地区に二つ目の中央構造線露頭があります。それが向林露頭です。露頭前に次の説明看板がありました。
 
 中央構造線は、関東から九州まで続く大断層線で、糸魚川-静岡構造線から東のフォッサマグマでいったん隠れ、諏訪湖から東三河、紀伊半島、四国を縦断して九州中部に至ります。
 中央構造線を境に南側を西南日本外帯といい、低温高圧型の変成を受けた三波川変成帯があります。北側は西南日本内帯といい、高温低圧型の変成を受けた領家変成帯になります。
 この露頭では、中央構造線の活動によって大きくずれ動いたことにより、成因の異なる領家変成帯と三波川変成帯が接しているようすの一部を見ることができます。
 また、ここから北へ5km程にある鳳来寺山自然科学博物館には、この露頭のレプリカ1階ロビーに展示されています。        新城市教育委員会

向林露頭 看板写真の説明
≪令和4(2022)年1月15日撮影≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【令和4年1月20日(木):第3931号】