安城・三河一向一揆の舞台本證寺を歩く②
5、野辺送り蓮台並びに前卓(まえじょく)
野辺送りとは、死者を埋葬地または村の境界まで運び、あの世に送る儀式のこと。奥の蓮台に棺を乗せ、手前の前卓を焼香机として香炉や供物が供えられた。記年銘から明治4(1767)年に作られたとわかる。
6、木戸城址(春日神社)
発掘調査の結果、15世紀後半の短期間存在した城館址だったとされる。神社境内の東に土塁、本殿裏に堀が残る。
7、寺領廃寺跡
東西100m、南北180mの寺域を持つ、奈良時代の古代寺院。発掘調査の結果、金堂と東塔が確認され、東大寺式の伽藍だったと推定される。出土瓦の年代から、址に追加建築や改造修理が行われたと考えられている。
≪令和3(2021)年11月3日撮影≫ |