現代文学大系⑩-太宰治集-

 6月から読み始めた文学全集も10冊目になりました。10冊目は、太宰治集です。順調に月2冊が堅持されています。太宰治(1909-1948)は、無頼派と称される小説家の一人で、自殺未遂を何度も繰り返し、最後も38才でとうとう自殺をしてしまいます。太宰の小説は、「走れメロス」や「富岳百景」で教科書に登場し、メロスの走る姿を眼に焼き、「富士には月見草がよく似合う」の名言とともに、私の脳裏に焼き付いています。太宰の自叙伝に相当する「人間失格」は、今でもベストセラーになっているようです。若い時に読んだと思われますが、再度読んでみて、太宰文学の良さを再認識しましたが、「人間失格」をはじめ暗い内容の作品が多いのには閉口しました。
 
ケース ケースの中の冊子 目次
≪令和3(2021)年10月11日撮影≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【令和3年10月25日(月):第3844号】