現代文学大系⑦-島崎藤村集(一)-

 ランダムに取り出した文学全集は7冊目になりました。5月中旬からこの文学全集を読み始め、コンスタントに半月に1冊というペースが守られています。今回は、島崎藤村集のその1です。島崎藤村(1872-1943)氏は、日本を代表する小説家の一人です。この文学集の中で2冊を占めている作家はたったの三人、その内の一人ということでもわかります。前にも一冊ありましたがこの一冊も、作家の写真付きカバーがありません。ただし、赤い帯は残っていました。
 この冊子は、「破戒」と「新生」の長編2編のみ。部落問題を扱った「破戒」、そして姪との近親相姦を告白した「新生」という日本文学界を代表する話題作、読み応えがありました。
 
ケース ケースの中の冊子 目次
≪令和3(2021)年9月2日撮影≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【令和3年9月5日(日):第3794号】