現代文学大系②-石川淳集-

 ランダムに取り出した文学全集2冊目は、石川淳集でした。たまたま1冊目の石川達三と同姓でした。
 石川淳(1899-1987)氏は、無頼派、独自孤高の作家とも呼ばれ、昭和12(1937)年、作家「私」の自堕落な生活を描いた『普賢』で第4回芥川賞受賞。この受賞作品がトップにあり、その他12作品、どれも難解な筋書きの作品ばかりで読破に骨が折れました。最後のヨーロッパを旅した紀行文『西游日録』だけはおもしろく読むことができました。この難解な一冊を半月ほどで読破できたため、これから全集を一冊ずつ読み終える自信につながりました。
 
カバー付きケース ケースの中の冊子 目次
≪令和3(2021)年6月18日撮影≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【令和3年6月26日(土):第3723号】