岡崎・東公園散策⑤-海の記念碑- 場所の地図
東公園散策の5回目は、海の記念碑です。小動物園の入口手前にあります。
記念碑の前には、次の説明文があります。
この記念碑は、岡崎市制施行60周年と岡崎市海友会創立65周年を記念して、同会の寄付により昭和52(1977)年3月に建立されたものです。
シンボルになっている錨は、戦艦長門の副錨で、戦後まもなくビキニ環礁でアメリカ合衆国の原爆実験の標的にされたときの唯一の遺品です。この碑により、人々に広く戦争の悲惨さを知らしめ、我国の恒久平和を願う象徴として設置されました。
また、海の記念碑の右側には、三景鑑主砲砲弾のモニュメントがあります。石碑に次の記述があります。
これは、日清戦争(明治27(1894)年・28年(1895)年)黄海海戦において日本艦隊の主力として活躍した三景鑑「松島」・「橋立」・「厳島」の主砲の砲弾である。
当時の清国海軍の主力艦艇「遠」及び「鎭遠」は主砲としてドイツ製クルツフ式20口径30.5cm2門を搭載し舷側は356mm装甲板で防御されていた。
一方当時の日本海軍最大の砲はクルップ式26cm砲で巡洋艦「浪速」・「高千穂」にい2門づつを搭載しているに過ぎなかった。日清間に風雲急を告げるとき、これに対抗するため「松島」・「橋立」・「厳島」を建造しフランス海軍に依頼して製作した主砲38口径32cm単装砲1門づつを搭載した。
要目 全長175mm全重量450kg装薬量220kg
炸薬量10kg最大射程8000m初速650m/s
時移り、星流れ、民族の歴史は、人々の記憶の中から失われていく。ここに我等は戦争の歴史を後世に伝え、恒久平和を願いつつこの碑を建立するものである。
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海の記念碑 |
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三景鑑主砲砲弾 |
≪令和3(2021)年4月19日撮影≫ |
釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【令和3年5月23日(日):第3689号】