松本市内散策

 11月10日の午後からは松本市内で所用をすませ、松本市内の散策に出かけました。市内には魅力的な町並がいくつかあります。それが中町通りとなわて通りです。

 中町通り商店街  場所の地図

 江戸、明治等の大火から守るために、漆喰で作られた“なまこ壁の土蔵”が今も数多く残っている商店街です。近代にできた建物も、一部をなまこ壁にしたり、似せたり、景観を統一しており、さまざまな年代の方が楽しめる観光商店街です。

 松本市はかり資料館  場所の地図

 中町通りの一角に、「松本市はかり資料館」があります。明治から昭和末年まで営業を続けた竹内度量衡店が前身で、資料と建物を松本市が譲り受け、土蔵を活かした中町通りのまちづくりの先駈けとして、平成元年に開館しました。主な展示資料には、両替天秤、繭の雌雄選別器、毛髪湿度計、テミスの像、ロバーバル機構などがあり、「測る」「量る」「計る」道具と、その関連資料約1300点を収蔵しています。また、なまこ壁の土蔵と擬洋風建築の蔵座敷がある中庭の閑静なたたずまいも、隠れた見どころとなっています。館内には、私が子どもの頃に見たり使ったりした、アナログ式の計量機器であふれていました。一つのテーマで追求した博物館のおもしろさを痛感しました。

美術館 美術館前の彫刻 高田博厚の彫刻作品

 なわて通り商店街  場所の地図

 中町通り商店街の女鳥羽川をはさんだ北側に、魅力的な商店街があります。江戸時代は、総掘りと女鳥羽川に挟まれた土手でした。一本の縄を伸ばしたような真っ直ぐな道から「縄手通り」と呼ばれています。明治になり天皇ご巡幸に併せて南総掘りが埋められ「四柱神社」が建立されてから参道として賑わいました。大正時代から場所止めされ現在も365日歩行者天国です。カエル大明神が通りの入口に祀られ、「松本かえるまつり」の街としても有名です。

 四柱神社 場所の地図

 ナワテ通りのすぐ北側に、四柱神社があり、ナワテ通りと一体化しています。名前の通り四柱神社(よはしらじんじゃ)は、四つの神様が鎮座されています。秋には、紅葉が美しく自然が豊富な神社で、市民の憩いの場所としても親しまれています。最近では、パワースポットとしても有名になっています。

≪令和2(2020)年11月10日撮影≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【令和2年12月8日(火):第3523号】