安曇野の美術館

 10月8日に安曇野を訪れた折りに、美術館2箇所を訪れました。

 碌山美術館  場所の地図

 日本の近代彫刻のレジェンドである荻原守衛(1879-1910 号:碌山)の故郷に、地元の教師たちと約30万人の方の募金によって昭和33(1958)年に建てられた荻原の作品を公開する美術館です。ツタのからまる赤レンガの教会風の建物が、安曇野の雰囲気によく溶け込んでいます。日本近代彫刻の最高傑作《女》は必見ですが、作品は撮影禁止のため、まぶたに撮影するだけでした。展示棟は4棟あり、荻原と関係の深い人たちの作品も展示されています。また庭園も四季折々に楽しむことができます。

美術館入り口 碌山館 杜江館
第1展示棟 第2展示棟 庭園に展示されている碌山の作品「労働者」 

 安曇野橋節郎記念美術館 場所の地図

 安曇野穂高の高橋節郎の生家(登録有形文化財)に建つ美術館です。
 高橋節郎は、現代的で芸術性豊かな独自の漆芸術の世界を創り出しました。鎗金(そうきん)という技法を駆使し、黒と金を基調に、少年時代に親しんだ故郷安曇野の風景などを幻想的に表現しています。平成9(1997)年に文化勲章を授与されました。漆作品のほか、墨彩画や書など幅広い作品を展示しています。美術館の作品は撮影できませんが、見応えのある登録有形文化財である生家は、撮影することができました。

美術館玄関 生家の主屋 南の蔵
≪令和2(2020)年10月8日撮影≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【令和2年11月4日(水):第3489号】