富山県朝日町・不動堂遺跡  場所の地図

 富山県の3日目の第2箇所目は、朝日町にある不動堂遺跡を訪れました。というよりも、隣にある変わった名前の美術館をと思ってきたのですが、休館でした。しかし、幸いなことに、その隣にこの遺跡があったため訪れた次第です。
 不動堂遺跡は、黒部川旧扇状地上に、縄文時代中期前葉~中葉にかけて営まれた集落遺跡です。2号住居と呼ばれる竪穴式住居の床面積は約115㎡(長径17m、短径8m)あり、当時の平均的な建物を圧倒する大型の建物でした。発掘時の昭和48(1973)年では、この2号住居が国内最大の竪穴式住居であったため、当時の暮らしぶりや社会構造を知る貴重な遺跡として国の史跡に指定され、保護されました。現地にはこの大型住居を含む3棟の竪穴式住居が復原されています。

遺跡看板 遺跡遠景 第2号住居
第4号住居 第1号住居 第9号住居跡
≪令和2(2020)年10月7日撮影≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【令和2年10月25日(日):第3479号】