富山県入善町・発電所博物館  場所の地図

 富山県の3日目は、入善町にある発電所博物館を訪れました。北アルプスを背景に広がる黒部川扇状地に、大正15(1926)年に建設されたレンガ造りの水力発電所を再生した「発電所美術館」があります。取り壊される予定だった「旧黒部川第二発電所」を北陸電力株式会社の厚意により譲り受け、美術館として新たに生まれ変わりました。自然環境と調和し、長い歳月を経てきた歴史ある建物は、後世に残すべき貴重な文化遺産と認められ、平成8(1996)年に国の「登録有形文化財」に指定されています。天井の高さは約10mもあり、見上げるとむき出しの鉄骨のトラスが、工場のような様相を醸し出しています。平成7(1995)年にオープンして以来、全国でも珍しい発電所を改装した美術館として注目を集めています。
 貴重な産業遺産が有効活用されていました。美術館の内部は、作品展示さており、撮影禁止なのが残念でした。

ゲート棟 美術館 展望塔方面へ行く階段
上部から見下ろした博物館 展望塔 展望と空の眺望
≪令和2(2020)年10月7日撮影≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【令和2年10月24日(土):第3478号】