立山の見所

 富山県の二日目は、立山です。立山の名所に3箇所に立ち寄りました。

 称名の滝  場所の地図

 落差日本一を誇るのが「称名滝」です。水煙を上げながら一気に流れ落ちるその落差は350mにもなります。立山連峰の雪解け水が多く流れ込む春には、称名滝の右側にハンノキ滝が現れて2つの滝が流れ落ちます。さらに水量が増した場合には称名滝・ハンノキ滝周辺にいくつもの小さな滝が現れるたいへん珍しい光景に出会えることもあります。 残雪が残る春、緑豊かな夏、紅葉がきれいな秋など、季節によって違った雰囲気を楽しめるのも魅力です。駐車場から歩くこと20分ほど、やっと展望台に到着、落差日本一の勇壮な滝の見学です。訪れた時、右側にわずかながら「ハンノキ滝」を見ることができました。

 悪城の壁  場所の地図

 約8kmにもわたり続く称名渓谷は、立山火山の大噴火によって生じた大地が、称名川によって削られてできたものです。そんな中にある悪城の壁は、高さ約500mの岩壁が約2kmも続き、一枚岩の大断崖としては日本一といわれています。度重なる雪崩によってできた奇観に圧倒されます。専用の展望台があり、この壁を一望できます。「悪城の壁」という恐ろしい名前は、「すごく恐ろしく、砦のように人を寄せ付けない崖」という意味だそうです。古くから、土地の男たちは、雪解けとともに、豊富な山菜とりに訪れました。中段の二階t呼ばれる所まで登れるようになると、一人前の山男と見なされたそうです。

 立山博物館  場所の地図

 立山博物館は、「立山の自然と人間の関わり」について、人文、自然の両分野を学術的・総合的に調査研究し、その成果を紹介する博物館で、平成3(2015)年に開館しました。常設展では、「立山の自然」と「立山信仰」を中心に展示がされていました。そして、「戦国武将と立山」というタイトルの企画展も開催されていました。興味ある展示がいくつかありましたが、やはり見るだけでは、あまり記憶に残らないのが残念です。

博物館全景 常設展 企画展
≪令和2(2020)年10月6日奉拝≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【令和2年10月21日(水):第3475号】