今月の掛軸 bP12−【人見少華・芭蕉の句】

 土蔵から出てきた掛軸の第8回目は、人見少華の芭蕉の句です。
 人見少華(1887〜1968)は、明治から昭和にかけての日本画家で、花鳥画を得意としているとのことです。
 芭蕉の句は、「一つ脱いで 後ろに負いぬ 衣更」、意味は、「旅の道中では、上着を一枚脱いで背中に担げることで衣更えになります。すべてを捨てた旅人なればこそ気軽に過ごせる衣更えの行事を詠んだ秀句の一つということです。」

≪令和2(2020)年7月4日撮影≫ 

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【令和2年7月5日(日):第3367号】