三河ではじめての中学校・宝飯中学校:豊川市桜ヶ丘ミュージアム 場所の地図
豊川市桜ヶ丘ミュージアムにおいて、表記の企画展が、12月7日(土)から1月26日(日)まで開催されています。雨降りのため、外での作業ができないため、鑑賞してきました。たった6年間の期間しか存在しなかった機関で、そして紙ばかりの貴重な資料が、きちんと残っており整理されていることに感嘆しました。
ミュージアムのHPに、企画展の副題と説明が次のようにありました。
福澤諭吉が訪れ、森鴎外の著作にも登場した中学校
明治14(1881)年9月、三河ではじめての中学校「宝飯中学校」が誕生しました。 これは、尾張地域に開設されていた愛知県中学校に対して、三河地域でも中学校開校の機運が高まり、宝飯郡国府村に新設されたものです。同校の設立にあたっては、地元の有力者らが連携して尽力し、有志及び宝飯郡内の104か村から寄附金を募り、その後の運営もほとんど寄附で行なわれました。また同校では、慶應義塾出身者を教員に採用し、明治19(1886)年3月には福澤諭吉の訪問が実現しています。
ところが、明治19年4月の中学校令の制定により、宝飯中学校は廃校(宝飯郡第一高等小学校へと改変)になってしまいました。 本展覧会では、足掛け6年という短い期間でその役割を終えたため、断片的なことしか知られず歴史に埋もれた「まぼろし」の宝飯中学校を取り上げます。
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ミュージアム前のポスター |
展示資料 |
福澤諭吉の説明展示 |
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≪令和2(2020)年1月23日撮影≫ |
釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【令和2年1月24日(金):第3204号】