白い実のナンテン

 赤い実のナンテンはよく見かけますが、境内には、白い実のナンテンも数多く自生しています。区分けするために、赤い実のナンテンを、赤南天、白い実の南天を白南天とも呼びます。南天(ナンテン)は、昔から厄災を退ける力があるといわれ、難転(〜難を転じて福となす〜)の語呂あわせで、縁起がよいといわれ、正月の生け花の材料としてよく使われます。 紅白が共に縁起のよい色とされ、風水では、鬼門に白南天、裏鬼門に赤南天を置くとよいとされているそうです。
 自生する場所は、実が落下した所で自然任せ、時には、石仏の前に映える構図になっています。

≪令和2(2020)年1月9日撮影≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【令和2年1月10日(金):第3190号】