京都市西京区・浄住寺  場所の地図 

 今回の京都旅行における3つ目の拝観寺院は、竹の寺(地蔵院)のすぐ南側にある浄住寺です。この秋の期間のみの限定拝観可能寺院です。
 京都市西京区松尾にある浄住寺は、黄檗宗の寺院で、山号を葉室山、本尊は釈迦如来です。弘仁元(810)年に開創されましたが、度重なる火災で荒廃、元禄2(1689)年に黄檗宗の僧である鉄牛禅師により再興され、黄檗宗の寺院になり現在に至っています。
 拝観可能な伽藍は、本堂と方丈です。本堂は、法堂と僧堂を兼ね備えためずらしい形式です。中央の内陣に本尊の釈迦牟尼物坐像が、堂内の裏手には、いくつかの仏像が安置されています。方丈は、武家屋敷の遺構で、上段の間があり、美しい庭園も持っています。
 境内は、紅葉が美しく、孟宗竹の変異種である亀甲竹や四方竹が植えられていました。

参道 紅葉が美しい山門 本堂
本堂内の本尊を 方丈玄関 境内に植えられている珍しい亀甲竹
方丈庭園 朱印 
≪令和元(2019)年11月26日奉拝≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【令和元年12月8日(日):第3157号】