京都市西京区・地蔵院(竹の寺)  場所の地図 

 今回の京都旅行における2つ目の拝観寺院は、苔寺のすぐ南側にある地蔵院です。
 京都市西京区松尾にある地蔵院・通称は、境内が広く竹林で覆われていることから「竹の寺」といい、臨済宗の単立寺院で、山号を衣笠山、本尊は地蔵菩薩です。貞治6(1367)年建立された寺院で、勧請開山は夢窓国師です。一休禅師が6歳をで出家するまでを過ごした寺としても知られており、本堂南側に、その逸話を示す「一休禅師母子像が」建立されています。本堂北にある方丈には、平庭式枯山水庭園があり、羅漢に見立てられた16個の自然石が配されています。竹林以外は、境内一円鮮やかな苔に覆われており、楓が多いため、春の新緑と秋の紅葉は見応えがあります。

山門 竹の寺の名になった竹林 本堂(地蔵堂)
美しい緑色の苔が栄えます 平庭式枯山水庭園
茶室の猪目窓 一休禅師母子像 朱印 
≪令和元(2019)年11月26日奉拝≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【令和元年12月5日(木):第3154号】