仁和寺特別拝観  場所の地図 

 今回の京都旅行において、最後の見学地は、仁和寺の特別拝観です。7月6日(土)から9月30日(月)まで、仁和寺の観音堂・金堂・経蔵が、京の夏の旅と銘打ち・文化財特別公開がされていました。画像に残せないのが残念です。
 観音堂は、6年にわたる保存修理事業が完了し、堂内に安置されている本尊千手観音菩薩立像、二十八部衆立像など全三十三体が一堂に公開されていました。燦然と輝く本尊、その両脇に不動明王、降三世明王、色鮮やかな立像中でもひと際大きく、躍動感あふれた風神・雷神像は圧巻でした。そして約370年前の色彩が残る観音堂の三方に描かれた障壁画も見応え充分でした。
 金堂(国宝)は、桃山時代の宮殿建築の雅な雰囲気を残す建物で、壁に「浄土図」が描かれた荘厳な堂内には、阿弥陀三尊像や四天王像などが安置されていました。また、八角形の回転式輪蔵( 書架)を持つ経蔵( 重文)は「天海版一切経」を納めるお堂で、彫刻や壁画が今も美しい色彩を留めていました。

観音堂 金堂
特別拝観案内看板 経蔵 朱印
≪令和元(2019)年8月31日奉拝≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【令和元年9月30日(月):第3088号】