京都市右京区・神護寺(じんごじ)  場所の地図 

 京都市の西郊の高雄地区で、2つ目に訪れたのは高雄山神護寺です。建立は、天応もと(781)年の奈良時代という、真言宗の古刹で和気氏の氏寺、大同4(809)年から14年間空海(弘法大師)が住持、その後、荒廃しましたが、平安末期に再興されます。国宝の本尊である薬師如来像をはじめ平安、鎌倉時代の仏像、絵画、書跡などが多く残っています。梵鐘(国宝)は日本三名鐘の一つで紅葉の名所でもあります。
 境内にたどり着くためには、長い坂道と階段を20分ほど登ります。そこには大きな楼門があらわれ、その奥にいくつかの伽藍が点在しています。境内をぐるりと廻るだけでも、ちょっとしたトラッキングでした。紅葉時に訪れたならば、すばらしい眺めでしょう。ただし、駐車場がないのが難点です。

参道 楼門 明王堂
五大堂 毘沙門堂 大師堂
鐘楼 金堂 朱印
≪令和元(2019)年8月31日奉拝≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【令和元年9月25日(水):第3083号】