今月の掛軸 bP02−【如夢幻】
土蔵から出てきた掛軸の第2回目は、前方広寺管長の故大井際断老師の「如夢幻(ゆめまぼろしのごとくなり)」です。 「如夢幻」は、幸若舞「敦盛」の一節に、「人間五十年、下天の内をくらぶれば、夢幻の如くなり」とあります。人の世の50年間は、天界の時間と比すれば夢幻のようにはかないものだ、といった意味です。
釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【令和元年9月20日(金):第3078号】