関市円空館  場所の地図

 江戸時代(1632年)に岐阜県で生まれた僧「円空」は、近畿地方から北海道の各地を遊行し、人々の幸を願いおびただしい数の円空仏を彫りつづけました。これらの円空仏は全国に約5千体残っています。円空は、晩年は関市に自坊をかまえ、ここを本拠地として活躍し、長良川河畔で入定し(1695年)その64年にわたる生涯を終えました。このように関市とゆかりが深くい円空を広く紹介しているのが関市円空館です。周辺には円空入定塚や円空の墓もあります。
 また、この地は円空の時代より1000年前、武儀郡の中心地として栄えた地域で、弥勒寺跡・弥勒寺東遺跡・弥勒寺西遺跡などからなる武儀郡の役所があったところでもあり、これらも紹介しています。
 駐車場から弥勒寺跡や円空の墓のある場所を散策しながら、円空館に行く構造になっています。円空館の南には、入定塚がありそのすぐそばを鵜飼で有名な長良川が流れています。この地は小瀬鵜飼が行われる場所です。

円空館 円空館の展示
弥勒寺跡 円空の墓 入定塚
≪令和元(2019)年5月11日撮影≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【令和元年5月17日(金):第2952号】