東京都江東区・富岡八幡宮(深川八幡) 場所の地図
深川不動尊のすぐ東側にある富岡八幡宮は、ある事件で話題になった神社です。訪れましたが、あの騒ぎがまったくなかったかのような静かな境内で、参拝者もそれなりに見られました。
富岡八幡宮は寛永4(1627)年に、現在地に御神託により創建されたとのことです。そして周辺の砂州一帯を埋め立て、社地と氏子の居住地を開き、深川発展の基礎が築かれ、「深川の八幡様」と親しまれてきました。江戸時代には、徳川将軍家の手厚い保護を受け、明治維新には、朝廷が勅使を遣わされ、新しい御代の弥栄を祈念されたとのことです。また、庶民の信仰は江戸の昔から大きな歴史の変転を経て、現代に至るまで変わることなく受け継がれ、特に毎月1日、15日、28日の月次祭は縁日として大変な賑わいを見せます。
日本の測量の父、伊能忠敬は、この地に居住し、全国の測量旅行に出かける際に、富岡八幡宮を参拝してから出発したとのこと、その縁で忠敬の銅像が境内にあります。また、三等三角点のモニュメントは、世界測地系採用の記念として、この地に建てられたとのことです。
参道 | 拝殿 | 朱印 |
伊能忠敬の銅像 | 三等三角点のモニュメント |
≪平成31(2019)年3月30日奉拝≫ |
釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【令和元年5月3日(金):第2938号】