京都嵯峨野散策C・二尊院 場所の地図
嵯峨野散策の4回目は二尊院です。二尊院は、天台宗の寺院で山号は小倉山といい、正式名は、小倉山二尊教院華台寺(おぐらやま にそんきょういん けだいじ)といいます。二尊院の名は、本尊が二つの如来である「釈迦如来」と「阿弥陀如来」に由来しています。
百人一首にも詠まれた小倉山のふもとに広がり、紅葉の名所としても知られています。開創は、承和年間(834〜847)で、明治維新までは、天台・真言・律・浄土の四宗兼学の道場でした。約5万坪の境内には、本堂、勅使門をはじめとする多くの伽藍が配されており、多くの重要文化財や市指定文化財を所有しています。
その他、境内には江戸時代に京の豪商と名をはせた角倉了以の墓所であるため、その銅像が建っています。また、私たちが日頃口にするあん(小倉あん)はここが発祥のため小倉の名が冠されています。その発祥の地をしめす石碑もありました。
総門 | 勅使門(唐門) | 勅使門の蟇股 |
本堂 | 弁天堂 | 角倉了以の銅像 |
小倉あん発祥の地の石碑 | 展望所からの眺望 | 朱印 |
≪平成31(2019)年3月6日奉拝≫ |
釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成31年4月10日(水):第2915号】