東京上野・寛永寺開山堂両大師　　場所の地図　

　東京国立博物館のすぐ東側に、寛永寺開山堂両大師と呼ばれている仏閣があります。国立博物館の入場時間前に拝観してきました。
　開山堂は、東叡山寛永寺の開山である慈眼大師（じげんだいし）天海大僧正と、天海大僧正が尊崇していた慈恵大師（じえだいし）良源大僧正をお祀りするお堂で、現在の伽藍は平成５（1993）年に再建されたものです。もともとの創建は正保元（1644）年で、前年に亡くなられた天海大僧正を祀る「開山堂（かいさんどう）」でしたが、後に寛永寺本坊内にあった慈恵堂（じえどう）から慈恵大師像を移し、慈恵・慈眼の二人が祀られたことから一般に“両大師（りょうだいし）”と呼ばれています。
　境内には、谷中にあった明治の文豪である幸田露伴(1867〜1949)旧宅の門が移築されていました。

黒門	山門	阿弥陀堂
両大師	幸田露伴旧宅の門	朱印
≪平成３１(2019)年２月８日奉拝≫

釣月寺和尚の一日一題　話題提供　【平成３１年２月１４日（木）：第２８６０号】