特別展 顔真卿 王羲之を超えた名筆ー東京国立博物館  場所の地図

 東京国立博物館の平成館において、1月16日(水)から2月24日(日)まで、タイトルにある特別展が開催されており、鑑賞してきました。
 特別展の宣伝文に次のようにありました。
 台湾にある国立故宮博物院蔵の「祭姪文稿(さいてつぶんこう)」をはじめとする顔真卿の名品を通して、顔真卿の人物や書に迫ります。ほかに王羲之、欧陽詢、虞世南、褚遂良、空海らの作品が一堂に会します。
 会場に入ると、約200点近くの、主に中国の歴史的大書家の作品が一堂に会し圧倒されました。有名な法帖という冊子でしか見たことのない本物の書や拓本が並んでいます。残念なことに、写真撮影できるのは一品のみでしたが、頭の中には、主に中国における書の大家がしるされました。貴重な教養を深める一日になりました。
 唯一撮影できたのは、玄宗筆の「紀泰山銘(きたいさんめい)」です。唐の第六代皇帝玄宗が自ら撰文し書いた隷書の大作で、山東省泰山の崖に刻され、現存しているものです。 

会場前の特別展ポスター 平成館入口 玄宗筆の「紀泰山銘(きたいさんめい)」
≪平成31(2019)年2月8日撮影≫ 

                  釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成31年2月10日(日):第2856号】