京都市西京区・桂離宮 場所の地図
京都市西京区桂御園(かつらみその)にある約6万9400uの敷地をもつ離宮で、もと八条宮(桂宮)家の別荘です。現在は宮内庁所管になっています。元和元(1615)年に造営着手され、約50年後にほぼ完成しました。気候と立地条件を考慮に入れて高床式とした書院をはじめ、建物はいずれも簡潔で機能的、しかも細かい部分まで神経が行き届いています。庭園は桂川の水を引いた池を中心とする回遊式庭園で、地形の変化に伴って変化に富んだ景観が展開します。造庭技術の粋を集めた庭園と建物との調和のとれた美は、世界的にも有名になっています。古書院、中書院、新御殿を主に、池のまわりに書院、茶亭を配し、庭と建築の構成、融合が見事で、離宮建築最高の技法と、日本庭園美の集大成といわれています。
通常見学は事前予約ですが、空きがあれば当日受付もあります。参観料は1,000円で、ガイドが見学コースを約1時間にわたり案内してくれます。予約はしていませんでしたが、当日受付で見学することができました。見事な日本庭園の美しさを堪能することができました。
御幸門とガイド | 外腰掛(茶室松琴亭の待合い) | 洲浜と松琴亭 |
松琴亭内部(市松模様は現代にも通ずる) | 賞花亭(苑内最高地・消夏のための小亭) | 園林堂(おんりんどう:持仏堂)とその前に広がる庭や池 |
笑意軒(茶室) | 新御殿中書院 | 古書院 |
≪平成31(2019)年1月9日撮影≫ |
釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成31年1月24日(木):第2839号】