京都嵐山・大河内山荘庭園  場所の地図 

 嵐山にある大河内山荘は、昭和初期の映画俳優大河内伝次郎(1898〜1962)が、百人一首で有名な小倉山からの雄大な風光に魅せられ、34歳(1931年)から64歳で逝去するまで30年の歳月に渡り、丹精こめて、こつこつと造りあげた優美な庭園です。庭は借景庭園で、四季を彩る桜やもみじに包まれます。中心となる大乗閣からは、嵐山を背に、比叡山、大文字、東山三十六峰、徒然草ゆかりの双ヶ丘を眺めることができ、草庵風の茶室、滴水庵から少し登っていくと、保津川が眼下に見渡せます。桜や楓が多く植栽された園内からは、嵐山に保津川の清流、比叡山や京の町並みなども眺められ、四季折々に趣があります。
 敷地内には「大河内伝次郎記念館」もあり、丹下左膳で一世を風靡した傳次郎の生涯と横顔を見ることができます。平成15(2003)年、国の文化財に指定されました。

山荘入り口 大河内伝次郎記念館 記念館の展示
大乗閣 大乗閣から見る古都の山々 持仏堂
左嵐山、右小倉山 散策路と茶室・滴水庵 入山料金\1,000にこの抹茶が入っています。
≪平成31(2019)年1月8日撮影≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成31年1月19日(土):第2834号】