京都市右京区・天龍寺  場所の地図 

 臨済宗天龍寺派の大本山である天龍寺は、正式名称を霊亀山天龍資聖禅寺といい、京都五山の第一位を占めています。本尊は釈迦如来です。足利尊氏が後醍醐天皇の霊を慰めるため、暦応2(1339)年、夢窓国師を開山として創建されました。創建以来八度にわたる大火で創建当時の壮大な面影はとどめていません。現在の諸堂は明治になって再建されました。方丈には藤原時代の釈迦如来坐像を安置、多宝殿は吉野朝の紫宸殿を模して建てました。当時の原型を残す曹源池禅師庭園は亀山や嵐山を借景にした池泉廻遊式で、夢窓国師の作庭といわれています。
 日本で最初に史跡・特別名勝に指定され、平成6(1994)年には「古都京都の文化財」として、「世界遺産条約」に基づく世界文化遺産に登録されました。
 法堂(はっとう)にある雲竜図を見たいと思っていたのですが、冬場は土日のみということで、この拝観は次回持ち越しになりました。本堂と庭園は、十分な時間をとり、ゆっくり拝観することができました。

法堂(雲竜図は次回持ち越し) 庫裡(拝観入口) 大方丈
大方丈内 小方丈 小方丈の書院
曹源池禅師庭園
大方丈内にある雲竜図 多宝殿 朱印
≪平成31(2019)年1月8日奉拝≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成31年1月14日(月):第2829号】