中富良野・ファーム富田  場所の地図

 日本最大のラベンダー畑を持つファーム富田は、明治36(1903)年に、初代富田氏が福井県から入植したのに始まります。昭和33(1958)年に香料用作物としてのラベンダー栽培を始め、昭和45(1970)年頃は、富良野地方でのラベンダー栽培がピークを迎えます。その後、貿易の自由化塔で香料としてのラベンダー栽培は旧知を迎え、ラベンダー栽培農家は富加家一軒になります。昭和51(1976)年にラベンダー畑が国鉄のカレンダーに紹介されたのを契機に観光客が次第に増加していきます。商品も工夫され、サシエ(匂い袋)や香水等が開発されたり、冬期間のラベンダー開花に成功したりと、いまやラベンダー=ファーム富田といわれるまでになりました。
 訪れた時は、ラベンダー開花の最盛期はすぎ、刈り取り時季を迎えていましたが、他の美しい花畑が一面に広がっていました。

≪平成30(2018)年8月22日撮影≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成30年9月7日(金):第2700号】