新城市・双瀬村古屋敷跡  場所の地図

 釣月寺の南西約10mの地が、双瀬村(ならぜむら)古屋敷(こやしき)跡といわれています。
 天文・弘治年間(1532-1557)、林左京が構えた屋敷跡といわれています。釣月寺へ向かう参道の左手にある民家の石垣ですが、当時のものではなく積み直しているとのことです。
 林左京は、菅沼氏の家臣で菅沼定直、定氏、定仙(さだのり)ら兄弟と共に今川氏に属し、弘治元(1555)年織田氏に属した田峯城主菅沼定継(長兄)と戦いました(布里合戦)。緒戦で生き延び、永禄4(1561)年に、他の菅沼氏と同様に、松平元康(家康)に属しました。

≪平成30(2018)年7月29日撮影≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成30年8月8日(水):第2670号】