足摺岬・臼碆(うすばえ)  場所の地図

 四国旅行記の18回目は、足摺岬から西へ5kmほどの地区・臼碆地区にある鵜の岬展望台です。
 「うすばえ」の由来は、花崗岩の大絶壁の真下にぽっかり浮かんでいる海上2m、巾3mの岩がうすの形に似ており、そこを中心として黒潮が渦巻く形がうすに似ている事から名付けられたとのことです。日本列島で黒潮が最初に接岸する場所で、黒潮の流れを見られる海岸はここだけと言われています。
 訪れたのは、うすばえ地区にある3つの展望台の一つである鵜の岬展望台です。付近の海面には渦を巻きながら移動する潮目が観察できるということです。絶え間なくうつ寄せる荒波が作り出す崖や洞窟の変化にとんだ地形、濃紺の海に映える花崗岩の岩場など、鵜道陸の雄大な景色を体感することができました。

 ≪平成30(2018)年3月27日撮影≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成30年5月1日(火):第2571号】