女城主 直虎ゆかりの地C−井伊直親の墓  場所の地図

 昨年のNHK大河ドラマ「女城主 直虎」ゆかりの地の4回目は「井伊直親の墓」です。
 場所は、井伊家の菩提寺である龍譚寺【第1220号】から南へ2kmほどのところで、都田川の南河畔にあります。
 浜松市教育委員会の説明板に次のようにあります。
 井伊家16代井伊直親は、天文13(1544)年、父が家臣の讒言のため今川義元により殺されたとき9才でしたが、難がおよぶことを恐れ、信州へ逃れました。
 弘治元(1555)年、20才のとき井伊谷に帰り、祝田(ほうだ)に住みました。ところが永禄5(1562)年、家人(けにん)が今川氏真にざん言したため、その弁明のため従者19人とともに駿府へ向かう途中に27才で殺害されました。
 遺骸はこの地に運ばれ、都田河畔で火葬にされ墓がたてられました。
 直親の子直政は、徳川家康に仕え、後に譜代の重臣として近江の国彦根藩始祖となります。
 嘉永4(1851)年、第15代彦根藩主井伊直弼は墓参に訪れたおり灯籠一対を寄進しています。当時の墓は200mほど東にありましたが、堤防移築のため、昭和52(1977)年にこの地に移転されました。

≪平成30(2018)年3月6日撮影≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成30年3月22日(木):第2531号】