そらんぽ四日市  場所の地図

 「そらんぽ四日市」とは、四日市市立博物館の3つの施設の総称です。青を取り戻した四日市、博物館常設展の「時街道」、プラネタリウムの「宇宙(そら)」をイメージした”そら”と、3施設を散歩するように巡って、学ぶことをイメージした”さんぽ”を組み合わせた造語です。
 四日市へ所用へでかけたおりに、立ち寄りました。時空街道と四日市公害と環境未来館は、見ることができましたが、プラネタリウムは予約と時間の関係で又の機会にしました。

時空街道
 時空街道とは、時間と空間を自在に行き来することで、四日市のまちの発展と、そこに住む人々のくらしの変化を感じられる、体感型の常設展です。
 時空街道には、弥生時代の竪穴住居、室町時代の四日の市、江戸時代の四日市宿が、それぞれ原寸大で再現されています。歴史をたどり、これからの四日市のまちと、わたしたちの未来を考える施設です。

そらんぽ四日市全景 時空街道の展示(四日の市) 時空街道の展示(四日市宿)

丹羽文雄記念室
 文化勲章受章(昭和52年:1977)作家である丹羽文雄(1904〜2005)は、四日市で生まれました。昭和53(1978)年に四日市市名誉市民に推挙されます。彼の業績を、永く伝えていくことを目的として、時空街道の一角に記念室が平成18(2006)年12月にオープンしました。

四日市公害と環境未来館
 一度環境未来館へ訪れたいと思っていて、今回実現しました。
 四日市市では、昭和30年代に四日市公害が発生し、多くの人々がその公害病に苦しみました。その歴史と教訓を次世代に伝えるとともに、環境改善の取り組みや産業の発展と環境保全を両立したまちづくりを国内外に情報発信する施設です。
 我々が子ども時代に学んだ、4大公害の一つ、四日市公害から、立ち直ってきた四日市市の歴史をつぶさに見ることができるようになっていました。公害発生時と現在の状況の変化がよくわかりました。あのような、つらい経験を、日本経済のどこでも繰り返してはならないことを痛感しました。

≪平成30(2018)年2月21日撮影≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成30年3月6日(火):第2515号】