京都市東山区・養源院 場所の地図
三十三間堂【第1371号】のすぐ東側にある養源院は、浄土真宗遣迎院派の寺院で、山号を南叡山、本尊は阿弥陀如来です。
文禄3(1594)年に淀殿が父浅井長政追善のため創建されましたが、のち焼失。元和7(1621)年に伏見城の遺構を移し再建されました。廊下の天井は、伏見城落城の際、自刃した武将たちの血のりのしみた板を使ったため「血天井」として有名です。養源院の名前は、浅井長政の院号です。本堂の襖12面、杉戸8面の絵(重文)は俵屋宗達の作品でたいへん見応えがあります。宗達の絵や血天井について、詳しい解説があり、拝観はたいへん充実したじかんでしたが、堂内は撮影禁止のため画像がないのが残念です。
養源院の南隣にある天台宗の法住寺は、 【第2431号】の新熊野神社で記したように、後白河天皇が退位後も引き続き院政を敷かれた際の住まいであった寺院です。本尊は不動明王です。
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≪平成29(2017)年11月28日奉拝≫ |
釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成29年12月14日(木):第2433号】