東京都港区・増上寺  場所の地図

 増上寺は、浄土宗の七大本山の一つで、正式名称を三縁山広度院増上寺といいます。本尊は阿弥陀如来です。明徳4(1393)年に開創されました。安土桃山時代の天正18(1590)年に、徳川家康が関東の地を治めるようになってまもなく、徳川家の菩提寺になりました。 慶長3(1598)年)に、現在の芝の地に移転、江戸幕府の成立後には、家康の手厚い保護もあって、大隆盛していきます。徳川将軍のうち、6人の墓所があります。
 昭和20(1945)年の東京大空襲によって、伽藍は焼失しますが、終戦後、次々と伽藍が復興されました。現在、焼失をまぬがれた三解脱門や黒門など古くからの建造物をはじめ、大殿、安国殿、圓光大師堂、光摂殿、鐘楼、経蔵、慈雲閣等の堂宇が、一万六千坪の境内に立ち並んでいます。

大門 旧方丈門(黒門) 現在修復中の三解脱門
大殿 安国殿  光摂殿
経堂 鐘楼 朱印
≪平成29(2017)年12月5日奉拝≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成29年12月13日(水):第2432号】