愛知県美術館-長沢芦雪展 場所の地図
芸術の秋ということで、愛知県美術館で、10月3日(金)から11月19日(日)まで開催されている『長沢芦雪展』を鑑賞してきました。
展覧会についてHPで次のように紹介されています。
長沢芦雪(1754〜1799)は円山応挙の門下で若くして高い画力を身につけ、さらに大胆奇抜な発想によって個性を発揮しました。芦雪は人を驚かせ楽しませようというサービス精神に富み、今日では伊藤若冲や曽我蕭白と並んで「奇想」の画家と称されています。また一方、芦雪が描く虎や龍が併せ持つ力強さとユーモア、仔犬や烏の人間臭さ、唐子や猿の豊かな表情と時おり見せる深遠な眼差し、そして情感あふれる水墨の風景などには、江戸時代絵画の中でも特に率直に、画家自身の心持ちが表れているといえるでしょう。本展では、エンターテイナー芦雪の多彩な表現をご紹介するとともに、奇想の奥にある彼の心境と画境の深化を探ります。代表作とされる和歌山県無量寺の《龍図襖》《虎図襖》は、その両脇二間の障壁画と合わせて同寺のしつらえを展示室で再現し、空間構成の妙をご体験していただきます。
芦雪の描いた力強さ、暖かさ、ユーモア等を充分体得できる展覧会でした。和歌山県の無量寺本堂を再現した展示には圧倒されました。芸術の秋を堪能した一日でした。
芦雪展のポスター | 唯一の撮影スポット |
≪平成29(2017)年10月27日撮影≫ |
釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成29年10月28日(土):第2386号】