過去帳②
過去帳は、菩提寺において、亡くなられた壇信徒の詳細が記されているもの(本寺のものは、【第628号】参照)が一般的ですが、壇信徒様においても、過去帳を作られるお家があります。
その使い方は、二通りあります。一つは、内位牌の詳細を記し、その補完的な役割をはたす場合です。すなわち、内位牌には、表面は戒名のみ、裏面において、俗名や逝去日を記す場合もあります。しかし、お参りする場合、裏面はみえません。そのため、仏様の詳細を知る場合は、過去帳において確認します。
もう一つは、過去帳を内位牌として使う場合です。ご先祖様の人数が多くて、お位牌でお祀りすることがむずかしい場合、過去帳にすべてのご先祖様を記し、過去帳を過去帳回出し(くりだし)位牌の中に入れてお祀りします。
お祀りの仕方は、各お家のご事情により、いろいろな形があります。
過去帳の表紙 | 過去帳の中身 |
釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成29年8月24日(火):第2382号】