岐阜県七宗町・龍門寺(りょうもんじ)  場所の地図

 岐阜県七宗町を訪れたおりに、左甚五郎の作と伝えられる龍が総門に彫られている寺院があると聞き、立ち寄りました。
 臨済宗妙心寺派の寺院で、山号は神渕山(かぶちさん)です。1308年、岐阜長良に創建され、創建後150年ほど後に、この地に移転されたとのことです。本堂は1830年に建築されたもので、本尊は釈迦如来です。
 僧門の蟇股は、左甚五郎作と云われる龍になっています。次のような昔話が伝わっています。

 その昔、みすぼらしい工匠が寺にやってきた。座敷の襖に描かれた龍の墨絵を見て、太い材木をコツコツと彫り始めたという。見事に彫られたその龍は、まるで生きているかように横たわっていたそうだ。木彫りの龍は、総門に揚げられ寺の名物となった。しかし、この龍、夜になると抜け出してあばれまわっている。村人が退治しようということになり、鉄砲で退治してしまった。そして寺では、お経をあげ、龍の供養をした。今でも、鉄砲で撃ったという穴が一つ残っている。この総門内側にある池は、龍の池と呼ばれ、龍の霊をなぐさめる龍神が祀られている。

参道と総門 左甚五郎作と伝わる龍 龍の裏側
龍の池 本堂 堂内
≪平成29(2017)年9月10日撮影≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成29年9月27日(水):第2355号】