リアルのゆくえ:碧南市藤井達吉現代美術館 場所の地図
美術の教科書に必ず出てくる、高橋由一の「鮭」や、岸田劉生の「麗子肖像」が展示してあるという情報を聞き、「碧南市藤井達吉現代美術館」に、「リアルのゆくえ」という展覧会を鑑賞してきました。この展覧会は8月8日(火)から9月18日(月・祝)まで開会されています。この展覧会は、他にも平塚・足利・姫路でも開催またはこれから開催されるとのことです。
この展覧会のコンセプトは、事物をありのままに描いたリアル(写実画)が移入されて150年、その間の経過(どのように変化し、また変化しなかったのか)、また、日本独自の写実とは何かを作品により検証し、明治から現代までの絵画における写実のゆくえを追うことです。隅々まで描き出すリアルの絵画からは深い精神性や日本人独特の感性が見えてきます。
鑑賞してみて、写実画のすばらしさを改めて認識しました。明治・大正時代の作家による作品のすばらしさ、そして現代作家における作品では、絵なのか写真なのかわからないできばえに感動しました。
入場券 | 美術館前のポスターより |
≪平成29(2017)年8月23日撮影≫ |